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2020.02.07
ありがとうをこめて!新婦から両親への手紙の書き方やポイントは?
披露宴でゲストの涙を誘う一番の場面といえば、新婦の両親への手紙朗読ではないでしょうか。朗読している新婦は感極まって涙し、スピーチできなくなるシーンをよく見かけますよね。ゲストもその姿を見て自分のことではないのに、涙があふれてきます。手紙朗読では感謝したいことはたくさんあるけれど、どのように伝えたらいいのかまとまりがつかないこともあるはず。今回は、ゲストにもわかりやすく伝えるために、感謝の手紙の書き方ポイントをまとめてみました。
■スマートにまとまる手紙の構成
新婦の手紙は以下の3つの流れで構成すると、スッキリまとまります。何を書いたら良いか迷ったときのヒントにしてください。
【導入】
書き出しの初めは両親への感謝を書くのが一般的です。その次に、列席していただいた感謝を述べます。出だしの挨拶が終えた後に、結婚式を迎えた気持ちや無事に今日を迎えることができた感謝の気持ち、この手紙で伝えたいことを書きます。
【エピソード】
両親(父親、母親)との特に印象深い思い出や記憶に残るエピソードを簡単に一つずつ紹介します。エピソードを考えたら、ゲストがわかるようにまとめて、それに対して自分がどう感じたのか伝えるのがコツです。紙に書いてみると今まで自分でも気が付けなかった気持ちに気付くことができます。
例えば、誕生日や旅行の思い出、怒られたこと、褒められたこと、受験のエピソード、夢や将来の話などを語ったこと、昔を振り返って反省したいことなど、日常生活のことで感謝したいことや両親の尊敬している部分をまとめても良いですね。
【まとめ】
両親へこれまで育ててくれて、見守ってくれたことへの感謝の言葉、そしてこれからは新しい家庭を築くことへの決意表明を伝えます。どんな家庭を作っていきたいのかなどイメージしてみましょう。最後は両家ご両親への感謝の言葉とこれからのお願いで締めくくります。
【ポイント】
披露宴で発表できる手紙朗読の時間は3〜5分程度です。文章量の目安は約800文字前後になります。ゲストが退屈してしまわないように、適度な文章量でまとめましょう。
■感謝が伝わる書き方ポイント5つ
①新郎のご両親へのメッセージも盛り込む
新婦が自分の両親へ手紙を書いて読むのがメインとはいえ、その場には新郎のご両親がいます。これから長い付き合いになるので、この場を借りて「感謝の気持ちと、これからのお願い」をしましょう。事前に挨拶をしていても、感謝の気持ちやメッセージは何度伝えても嬉しいものです。
②メッセージはバランス良く
両親の思い出は育った環境によってそれぞれだと思います。母親と遊んだ記憶が多く、父親はいつも仕事で不在であったり、両親が共働きでいつもおばあちゃんと過ごしていたりなど、家庭環境は様々です。そうなると必然的に思い出が多い方へのメッセージが多くなりがちですが、それぞれメッセージは同じくらいの量になるように調整しましょう。祖父母へのメッセージもあれば一緒に伝えられると素敵ですね。
③ゲストに伝わらない内容は避ける
披露宴には家族や親族以外に友人や職場の同僚や上司なども出席されます。身内だけのアットホームな披露宴なら良いですが、ゲストをたくさん招待する場合は、エピソードはわかりやすい内容を選ぶのがポイントです。身内にしか分からない思い出は手紙では控えた方がよいでしょう。
④長すぎない
普段伝えられない言葉やメッセージは面と向かって言う機会も少ないですよね。伝えたいことがありすぎて手紙が長くなると、まとまりがなくなってゲストの集中力も途切れてきます。両親への思いやエピソードはそれぞれ一つずつ程度にしておくとよいでしょう。
⑤堅苦しくしない
きちんとした手紙を書こうとすると、自分らしくない堅苦しい他人行儀な手紙になってしまいます。両親への手紙はいつも通り会話している言葉で書くと、自然体であたたかい気持ちのこもったものになりますよ。
新婦の手紙朗読は両親に気持ちを伝える貴重なチャンスです。また、ゲストの前で朗読することによってこれからふたりで家庭を築いていくイメージや決意表明を新たにできる機会です。ご紹介したようなポイントやコツを意識して書いてみてください。